仄かな燈火

渡部唯生

2023-11-14から1日間の記事一覧

マルクス

マルクスにとって社会が現実的対象である。勿論、今を生きる我々にとっても、現実的である事は社会的である事だ。孤立した個人、文明以前の未開人は、抽象的存在であり、社会的関係なしに我々は生存できない。現実とは抽象的個人の想像物ではなく、社会的人…

考えるべきこと=考えたいこと

思考そのものは内的な活動であって、そのままでは、それ自体としては無力である。だが思考は認識と判断を左右し、意志という形態を通じて、ある人格の行動に影響する。また、思考は、言葉として発言される事で他者の思考に影響する。 課題のない思考というも…